主婦になり、お料理をはじめて少し経つと「いいものを長く使いたい」という欲が出てきました。
包丁や鍋など少しずつ長く使えるいいものに買い替え中、にゃもでございます。
その中でも「長持ちする!一生モノ!」と言われている反面「重い、お手入れ面倒」と言われている鉄のフライパン。
確かに少しの手間は必要ですが、そのひと手間で買い替えの必要がなく長く使える愛すべき一品になります。
鉄フライパンに関してこの記事でわかるのは以下のとおりです。
・鉄フライパンの使い心地は?
・鉄フライパンのお手入れは大変?
・IHで鉄フライパンは使える?
・焦げついたりサビたらもうダメなの?
・テフロンはもういらないの?鉄フライパンだけOK?
鉄フライパンを快適に使い続けている私の使い方、お手入れ方法をお伝えします。
【鉄フライパンの育て方】IHでも使える!簡単お手入れ方法
IH対応の鉄フライパンを使用中です
我が家のコンロはIHです。
「IHで鉄フライパンは使えないんじゃ?」という方、対応の商品がきちんとあるので大丈夫ですよ。
商品パッケージや通販なら商品概要に書いてあるのでチェックしてくださいね。
大きさは扱いやすい24センチがおすすめの大きさです(私は24センチ)
それ以上になると大きさとしては十分かもしれませんが結構重くて扱いづらいです。
実際に使ってみるとテフロンに慣れていたら「重っ!」と感じますが、私個人の感想としてフライパンをあおったりすることが少ないので多少重くても不便は感じないです。
私の使っている商品はAmazonで購入しました。
(購入当時は2,000円前半の価格でした)
鉄フライパンには高額のものもありますが、2,000円台の鉄フライパンでも快適に使えています。
私が購入した商品はシリコンコーティングされていて、使い始めの油ならしが必要なかったのもありがたかったです。
鉄フライパンを買ったらはじめにすること
鉄フライパンを買ったらはじめにすることといったら「油ならし」。
煙が出るほど思いっきり加熱したり、野菜くずを炒めたりして鉄フライパン製造時に塗布されている皮膜コーティングをはがすという作業があります。
この買ってすぐ使えないというちょっと面倒な「油ならし」ですが、現在販売されている鉄フライパンにはシリコンコーティングされている商品も多くあります。
シリコンコーティングは油慣らしの必要がなく、食器用洗剤でさっと洗えば使え始められるというありがたい加工です。
そのシリコンコーティングですが、使っていく内に徐々にはがれてきて適切なお手入れや使い方をしないとサビや焦げの原因になってしまうのでご注意を。
レミパンを販売している和平フレイズさんでは鉄フライパンも販売されていて、油慣らしやお手入れの方法が紹介されています。
鉄フライパンでのお料理のコツ
鉄フライパンはテフロンのフライパンとまったく別物の調理器具と考えたほうがいいです。
使用方法にちょっとひと手間いりますが、焼き物のお料理がぐんと美味しくなりますよ。
テフロンより油を多めでしっかり加熱
テフロンで敷く油より多めに敷いてください。
感覚でいうと1.5倍から2~3倍程度(私は計らずに感覚で入れてしまっています)。
ここで油が少ないと食材がくっつく原因になりますので注意してください。
油が熱で気化して煙があがるまでしっかりフライパンを温めてください。
ここで加熱が足りないと炒飯などは一気にこびりつきます。
煙が出てきたら具材を入れます。
ホットケーキなどの弱火で調理するものなどは一度しっかり加熱してから冷まして使うようにしてください。
私はぬれ布巾を用意してじゅわーっと冷ましてからホットケーキを焼いています。
(ぬれ布巾は手ぬぐいなどの綿製のものにしましょうね、溶けちゃいますので)
火力はいつもより小さくても大丈夫
鉄フライパンは蓄熱性があるので料理によって使い分けてはいますが、私はテフロンのフライパンを使うときよりも火力をIHでいうと一段階小さくで調理しています。
テフロンと同じような火加減だと強くて焦げてしまうことも。
コンロの癖や個人の好み、お料理によっても変わってくるので使い込んで試してみましょう。
ステンレス製のフライ返しを使う
鉄フライパンには金属製のターナー(フライ返し)推奨です。
多少ついてしまった焦げ付きもこれでカリカリっと取ってしまえばお手入れが楽です。
「経験者は語る」なのですが、調理中の鉄フライパンの表面はかなり蓄熱性のおかげで高温になっているので、今まで持っていたプラスチック製を使ったら先が溶けちゃったんですよね。
我が家はテフロンのフライパンもあるのでそちらは加工がハゲないようにプラスチック製を使っています。
同じ調理器具はなるべく増やしたくないんですけど仕方ないですね。
鉄フライパンのお手入れのコツ
洗う時は洗剤は使っちゃダメ!
洗剤を使うと酸化皮膜(こびりつかなくしてくれる油の膜)が取れてしまうのでタワシを使ってお湯で洗います。
食洗機も食洗機洗剤に油分を分解する成分があるので使用厳禁。
洗い終わったあとは水分をしっかりとってコンロで加熱して完全に水分を飛ばします。
薄く油を塗って使用後のお手入れは完了です。
長期間使わない場合は新聞紙などにくるんで保管しておくのがベストです。
テフロンのように洗ってふいて、ハイ終わり!というわけにはいきませんが本当にちょっとの手間で済みます。
調理後はなるべく早めに洗う
食器とかにも言えることですが、放置すると汚れが落ちづらくなるのでまだ温かいうちに洗うと汚れが落ちやすいです。
とはいっても、私もほったらかしちゃうことあるんですねどね…そういう時でも決して洗剤は使わずお湯でタワシでゴーシゴシ!です。
焦げ付いた!サビついた!ときのリカバリ方法
鉄フライパンに食材がくっつく原因のほとんどが使用前の加熱不足とお手入れの際に取り切れていない小さな焦げ付きです。
多少の焦げ付きなら金属製のフライ返しやヘラでこすってとってしまいましょう。
焦げつきがひどくなってしまった場合はよく加熱して焦げを焼き切ったり(IHや電子制御のコンロの場合だと安全装置が働くのでカセットコンロを使う方もいます)スチールウールでこすって焦げが取れたら水洗いして油を塗ります。
どうしようもなく焦げがひどい!サビてしまった!という場合は思い切って鉄フライパンを「リセット」しましょう。
リセットは私も一度ひどく焦げ付かせてリセットさせてたのですが、焦げをあらかた取り除いてクレンザーをつけたアルミホイルでゴシゴシ。
食器用洗剤できれいに洗って、再度油ならしをするとフライパンがリセットできます。
鉄フライパンではありませんが、中華鍋をリセットされているブログがありますのでリンクをのせておきます。
このリセット作業ですが、またフライパンをイチから育て直すことになるのであくまで最終手段です。
そうならないためにも普段からちょっとの手間を惜しまずに使い込みましょうね。
鉄フライパンを使いこなしたらテフロンは不要?
我が家ではテフロンのフライパンを併用しています。
(ニトリの取っ手が取れるフライパンです)
焼き物が美味しくできる鉄フライパンですが、トマトやお酢など酸味がある食材はせっかく育てた酸化皮膜が取れてしまうので使うのはオススメできません。
私はトマトをじっくり加熱するトマトソースや酸味のあるソースを長時間加熱する煮込みハンバーグなどはテフロンのフライパンをつかって料理しています。
お料理によって使い分けることで以前は頻繁にに買い換えていたテフロンのフライパンも長持ちしています。
(今のニトリのフライパンは3年目、そろそろ買い替えかな?)
まとめ:鉄フライパンで快適なお料理ライフを
以上が私の使い方・お手入れ方法やリセット方法などをお伝えしました。
高い鉄製のフライパンじゃなくても快適に使えています。
デメリットはテフロンよりは重い(ここは割り切るしかないですね)
使い方や使用後にひと手間必要といったくらいです。
鉄フライパンデビューを考えている方の後押しになれば幸いです。
鉄のフライパンで作った目玉焼きやウィンナーなどは美味しいですよ。